エンジンオイル交換で必ず出る「廃油」。ですが、処分だけではなく大量に溜まっていて活用したいと考える人も多くいると思います。この記事では廃油の活用方法にフォーカスして私の実体験をベースに注意点とともに紹介します。
この記事では、
- 実際に使えた活用例
- おすすめできない活用例
- それぞれの理由と注意点
について私の実体験をベースに紹介しようと思います。
結論
廃油は、正しい知識と環境があれば活用できますが、誰にでもおすすめできるものではありません。活用例の中には危険なものもありますので、利用する際は自己責任で事故やけがの無いように注意して活用してください。
廃油の活用例
廃油ストーブの燃料

最も現実的で実績のある使用方法です。私の使用している環境では、8時間燃焼してペール缶を1缶ほど廃油を消費できます。小さなストーブですがガレージの暖房として十分な発熱量があるので冬季に冷え込む時期はおすすめです。利用する際は、換気や周辺に可燃物を置かない注意が必要です。これを機にDIYにチャレンジしてみるのはいかがでしょうか?
廃油ストーブの作り方はこちら
着火補助

焚火や比較的軽微な落ち葉などの焼却時に、少量であれば活用することができます。水分を含んだ木材は燃えにくいので、火が付きにくいことがあります。そんなときに活用できるのが廃油です。燃やし始める際に少量をかけておけば比較的燃えやすくなります。
着火補助にガソリンを使用するのは危険です。使用しないでください。
フリマアプリに出品

実は、廃油って結構需要あります。私みたいに廃油ストーブを持っている人にとって「廃油」=「0円暖房」ですので、寒いガレージで暖を取るのに使用することができます。そのため、かなりの量が溜まってしまっているという方は、フリマアプリに出品してしまうのも1つの方法です。実際に、私は廃油が喉から手が出るほど欲しいです(笑)
廃油出品におすすめのフリマアプリ
メルカリやヤフオクなど数あるフリマアプリで廃油の出品におすすめなのはずばり、「ジモティー」です。
廃油は梱包するのも大変で、漏れ対策を行わないと発送できません。そのため、現地での引き取りが主となります。ジモティーは引き取りに特化したフリマアプリで引き取り場所が明確に表示されます。また、引き取りに関しては、ほかのフリマアプリを利用するよりも、簡単に取引を行うことがでるのでおすすめです。
一時的な防錆
オイルには酸化防止剤が入っているので、長期間使用しない部品や工具の簡易的なコーティングが可能です。使用する際は、廃油を落とす必要があるので活用においては微妙なラインです。
おすすめできない廃油の活用例
そのまま燃やす

廃油は実際によく燃えますが、適切な燃焼装置なしに燃やすと環境汚染につながりかねません。完全燃焼させることができる適切な燃焼装置があれば、地球温暖化物質の排出を最低限で抑えることができますが、そのまま燃やすと多くの煙を排出してしまい、環境汚染につながってしまうのでおすすめはできません。
そのまま燃やすのは環境に悪いのでやめましょう
ねじなどの潤滑

油の活用として1番初めに思い浮かぶ「潤滑」。固着したねじの潤滑に廃油はおすすめできません。固着したねじを取り外すのに使用する油で重要なのは、浸透性で固着した部分に染み込み潤滑を促します。しかし、廃油は浸透性自体は持っていますが、市販のWD40や5-56などには遠く及びません。加えて、廃油には不純物が多く含まれています。仮に固着したねじが回ったとしても、廃油に含まれている不純物がねじ山を痛めてしまいます。
ねじ潤滑には市販のものを利用しましょう。
まとめ
今回は、廃油の活用事例やその注意点について紹介しました。ただし、すべての活用法が安全で万全というわけではなく、油の状態や使用する環境に作用されます。安全面を考慮したい方は一般的な方法で処分するのが確実だと思います。
廃油は、条件さえ合えば実用的に活用できます。活用は、事故やトラブルにつながる可能性があるので、あくまで自己責任でお願いします。
今後も、実際に試した廃油活用については良い点も失敗点も含めて記録していく予定です。

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