エンジンオーバーホール | 腰上の取り付け スズキ レッツ【UZ50M0】

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前回は腰下のくみ上げ方法について解説しました。今回は、エンジンオーバーホールの腰上組付けの段階です。ピストンの圧入やタイミングの調整などの解説を行います。また、レッツ(UZ50M0)はパーツリストが無料で公開されているので見ながらの作業をおすすめします。

他のレッツエンジンオーバーホールの記事はこちら

はじめに

ピストン圧入やタイミング調整など高度な技術が必要になります。実際に作業をする場合は、時間に余裕をもって必要な部品を買いそろえた上で行ってください。また、こちらの記事を参考にする場合は、あくまで自己責任にて作業を進めてください。

エンジンオーバーホールで交換した消耗品リスト

部品名品番値段購入元
クランクシャフト12200-42J0114322円Yahooショッピング
ベアリングntn6205820円Amazon
オイルシール09283-20034499円モノタロウ
オイルシール09283-25100902円Amazon
クランクシャフトカバーガスケット11483-42J00739円モノタロウ
シリンダーガスケット11241-32G00359円モノタロウ

腰上の組み上げ方法

ガスケットの取り付け

腰下をくみ上げたらまずは、シリンダーガスケットを向きに注意して取り付けます。この際、ガスケットにオイルを少し塗っておくと再度取り外す際に綺麗に取り外すことができます。次に、ロックピンを差し込んでおきましょう。2か所ありますので、入れ忘れに注意してください。

腰下の組み上げ方法はこちら

ピストンの取り付け

次に、ピストンを取り付けていきます。今回はピストンは再利用するので、ピストンピンに4stオイルを塗り、マイナスドライバーなどで挿入し、ピストンサークリップ2か所をラジオペンチで取り付けます。

ピストンサークリップの取り付けは手首を捻るように取り付けると良いです

シリンダーへピストンの圧入

いよいよ、難関のシリンダーへの圧入です。私は鉄板を使用してピストンリングを締め付け、その間にシリンダーへ圧入しました。圧入前にオイルをピストンとシリンダーへ塗布しておきましょう。

困難な場合は、ピストンリングコンプレッサーを利用しましょう。

カムチェーンの取り付け

次に、カムチェーンを上記の画像の様に取り付けておきます。

ヘッドの取り付け

カムチェーンテンショナーを取り外しておき、ヘッド部分を取り付けていきます。ここにもロックピンが二か所ありますので、取付忘れのない様注意してください。

ギアにカムチェーンを噛ませてから画像の様に線どうしを合わせて取り付けます。ねじの位置などは分解工程で説明しているので割愛します。

腰上の分解方法はこちら

ヘッドカバーの取り付け

ヘッドカバー内側(赤丸部分)に液体ガスケットを塗布しヘッドカバーを取り付けます。これにてヘッド側は完成です。

クランクシャフトカバー内側の取り付け工程

ミッション側オイルポンプギアの取り付け

次は、フライホイールの内側を仕上げていきます。オイルポンプギアの取り付けを行う前に非常に小さなピンを差し込んでからギアを圧入します。

ミッション側のカムギアは手で押し込んだだけでは入らないので、お手持ちの鉄パイプとウエスを使用してゴムハンマーで叩き入れました。

ギアが圧入出来たらギアの固定用のピンを取り付けます。私はラジオペンチとオイルシールプーラを使用して取り付けを行いました。

次は、オイルポンプドライブの取り付けになりますが、シャフトに非常に小さなピンが刺さるようになっているので忘れずに取り付けましょう。

また、こちらにも固定用の金具があります。ラジオペンチで挟み込むようにして取り付けを行います。そして、オイルフィルターも清掃して取り付けておきます。

オイルシールの取り付け

オイルシールが入る部分をパーツクリーナーや灯油で洗浄し、オイルシールをはめ込んでいきます。はめ込む際はシリコングリスを塗布し、オイルシールに負担がかからない様注意しながら圧入します。また、このオイルシールには向きがありますので必ず画像の様に取り付けを行ってください。

ここまで来たら、あとは蓋を閉じるだけです。

ガスケットを取り付け、オイルを塗布、ピンを2か所取り付けて最後に、クランクシャフトカバーの取り付けを行います。

コイルの取り付け

次に、コイルを上の画像の様にして取り付けます。

クランクシャフトにフライホイール固定用のピンを取り付けて、フライホイールを取り付けます。この際、フライホイールに書いてあるセントクランクケースに書いてある矢印が合っていることを確認してください。

ここが合っていないと点火タイミングがずれてしまいます。要するに、ヘッドのカムギアの位置が間違ってしまっているので再度ヘッド部分を開けて調節してください。

まとめ

これにて作業は終了になります。お疲れさまでした。実は、このエンジンについて解説している人がほとんどいなくて私自身、かなり大変な作業でした。今後も整備系の記事を上げていく予定ですのでよろしくお願いします。

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